時は流れ、王子はいつしか大人になった。 うわの空のメロディは、タンタンな日々のちいさなひみつ、照らし出す。 でも時々ちいさな痛み、ハシル、あの風景は…   そして、このウサ耳は? 果てない空を見上げれば、プカリ勝手に言葉が浮かぶ。
「いま、君はどこにいるの?」
 
フォックスにかまれたキズアトはまだきえないのに、フォックスのいのちはきえた…
よくわからないよ。
よくわからないけど…
ぼくがてばなせずにいたムクを、てんごくにつれてくるようにたのまれたてんしだったのかもしれない…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
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